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ワクチン・予防薬

健康管理で最も大切なことは、病気の予防です。感染すると死亡率の高い伝染病から犬を守るにはワクチン接種が有効です。
初年度に3回、それ以降も毎年1回追加で接種します。

接種時期を間違えないよう注意!

子犬は生まれたときに母親の初乳を飲んで『移動抗体』という免疫をもらいます。この免疫がある間は、伝染病の感染を防ぐことができますが、免疫力がなくなってくると、伝染病にかかりやすくなります。
そこで、この母親からの免疫がなくなる、生後60日前後に1回目のワクチンを接種し、その1ヶ月後(90日前後)に2回目、その1ヶ月後(120日前後)に3回目のワクチン接種をすることとなります。ワクチン接種後1週間ぐらいは、他の犬との接触を避けるようにしましょう。
※ 3回ワクチン接種が終わっているか、また何日に接種しているか、購入元(ブリーダー、犬舎、お店)に必ず確認しましょう。

追加接種も忘れずに!

ワクチンは法律で接種することが義務付けられている「狂犬病予防」と、ジステンパーやパルボウィルス感染症、インフルエンザなどを予防する、5~8種の「混合ワクチン」があります。
免疫の効果は1年ほどで低下していきます。毎年1回を目安にワクチンを追加接種しましょう。
接種後は1週間ほど、シャンプーは控えましょう。

フィラリアの予防薬

ワクチンとは別に、フィラリア症の予防も忘れてはいけません。
フィラリア症とは、犬の心臓や血管にフィラリアという虫が寄生し、体内で成長して犬の体をおかしていきます。
蚊を媒介としており、子虫は蚊の体内で幼虫に成長し、刺されると血管内に侵入し、育ち心臓に寄生します。
はじめは症状が現れず、やがて咳をしたり、、血尿、腹水が溜まるようになります。ここまで来ると治療が難しくなります。
蚊が飛来する時期に月に1回予防薬を投与することで完全に予防することができます。

その他の薬

ノミ、マダニ、ノミの卵の孵化や発育を阻止する効果のある予防薬、円虫類、犬回虫、鉤虫(イヌ鉤虫、挟頭鉤虫)の駆除の薬などがあります。